基本データ容量を使い切ってしまい「何をするにもモタモタしてダルい」といった経験ありますよね?
特に小容量プランの人は、ちょっとYouTube見過ぎてしまった、とか出張や旅行に行ったときは、あっという間に速度制限発動!となりがちです。
そんな速度制限ですが、会社によって体感速度や使用条件が違うことを知りました。
例えば、低速時の通信速度が違っていたり、低速時に通信できるデータ容量が決められていたり、などなど細かくチェックすると全然違うのです。
実はこういった利用者にとって不利になるルールって、公式サイトの隅っこに小さい字で記載されているので、なかなか気がつきません。
この記事は、見落としがちな速度制限時のルールをしっかり調査し、各社比較しています。その調査結果をふまえて、おすすめ出来る会社をお伝えします。
比較した会社は大手キャリアのサブブランド3社+格安SIM大手2社。
- LINEMO(ラインモ)
- ワイモバイル
- UQモバイル
- mineo(マイネオ)
- IIJ mio
主要5社を比較
速度制限時の比較ポイントは下記4項目になります。いずれも重要な項目で、組み合わせにより向いている使い方が変わってきます。
- 低速時の速度
- 低速時に使えるデータ容量
- 低速モードの切り替え可否
- バースト転送機能の有無
比較ポイント①:低速時の速度
速度制限されると300kbpsか200kbpsのどちらかになります。その差はたった100kbpsですが、思いのほか出来ることに差が出ます。
特に大きな違いはYouTubeを見れるか否かです。300kbpsではYouTubeの低画質設定であればギリギリ見れますが、200kbpsでは途切れ途切れになります。
比較ポイント②:低速時に使えるデータ容量
勘違いしている人が多いと思いますが、低速通信状態なら無制限にデータ通信できると思ってませんか?
私もそう思っていました。
でも実は、使えるデータ容量に限りがある会社があるのです。
すでに低速状態なのに、さらに制限されるってどういうこと?まさか、通信自体が止まってしまう? と心配になりますよね。
どうなるかと言うと、超低速になります。公表はされてますが、128kbps以下のようです。そうなると、いよいよ何も出来ないぐらい遅いので、データ容量の追加購入をしないと厳しい状態となります。
IIJ mioは「3日間で366MB」しか使えない
IIJ mioは3日間で366MBを超えると、さらに通信速度が遅くなるのです。その通信速度は公表されていませんが128kbps程度だと言われています。
1日あたり122MBなんてあっという間に消費してしまうので、実質、低速モードは使い物になりません。
その代わり、追加データ購入費用が1GBあたり220円と激安です。
速度制限されたら我慢しないで追加でデータ購入してね、ということですね。
比較ポイント③:低速(節約)モードの切り替え可否
好きなタイミングで低速(節約)モードに切り替えられると、かなり便利なんですよね。高速通信分を温存できるので、有効にデータ容量を使うことが出来ます。
以下のアプリは低速(節約)モードでも十分楽しめます。
- 音楽配信サービス(Amazon Music、Spotify、など)
- 位置ゲーム(ポケモンGo、ドラクエウォーク)
- LINE(メッセージ、電話)
- メール
比較ポイント④:バースト転送機能の有無
バースト転送機能とは?
速度制限時や低速(節約)モード使用時にネットアクセスの最初だけ高速通信させる機能です。バースト転送によって、体感速度がアップします。特に画像を扱うWebサイトとの相性が良いです。
おすすめランキング
以下の比較ポイントを考慮し、速度制限時に使いやすい会社ランキングをお伝えします。
特に重要視したのは「低速時に使えるデータ容量」。いくら速度が速くても、使えるデータ容量が少なければ、さらなる制限が加わりほとんどスマホが使えなくなる程遅くなります。
- 低速時の速度
- 低速時に使えるデータ容量 ⇒ 最重要
- 低速モードの切り替え可否
- バースト転送機能の有無
おすすめ No.1 ⇒ UQモバイル [Sプラン]
おすすめ No.2(同位):LINEMO [ミニプラン]
おすすめ No.2(同位):ワイモバイル [Sプラン]
おすすめ No.4:mineo(マイネオ)
まとめ
小容量プランを使っている人の永遠の悩み「速度制限」。
ひとことで速度制限と言っても、内容は各社バラバラです。各社の特徴をしっかり把握して、プラン選びをしましょう。
- 低速時の速度
- 低速時に使えるデータ容量 ⇒ 最重要
- 低速モードの切り替え可否
- バースト転送機能の有無